「ゆきゆきて神軍」で世界に名を知らしめた、ドキュメンタリーの鬼才 原一男 監督の作品がU-NEXTで絶賛配信中です。
作品のストーリーと予告映像をまとめてみました。
さようならCP(1974年)
脳性まひ者による急進的な障害者運動団体「全国青い芝の会」。障害者だからといって自ら片隅でこっそりと生きていくことは、障害者差別を容認することになると考える彼らが、自らの姿を積極的に人前にさらしていく様子をカメラが追いかける。
出典:U-NEXTの作品ページより
予告編はこちら。
見放題対象作品です。
極私的エロス・恋歌1974(1974年)
原一男監督が3年間同棲していた武田美由紀は、2人の間に生まれた子供を連れて沖縄で暮らし始める。彼女との関係をつなげるため、映画を撮り始めた原。黒人米兵との恋、妊娠、別れを経て東京へ帰ってきた美由紀は、アパートでたったひとりでの出産を試みる。
出典:U-NEXTの作品ページより
新恋人との三角関係、黒人米兵との恋、妊娠、自力出産シーンという凄い濃厚な作品。
予告編を観ただけでも迫力があります。
見放題対象作品です。
ゆきゆきて神軍(1987年)
ニューギニア戦に投入された独立工兵第36連隊の兵士・奥崎謙三は、後々になって、終戦後23日も経ってから現地で2人の兵士が射殺される事件があったことを知る。義憤に駆られた奥崎は、当時の5人の上官を訪ねて事件の真相を問いただすが、誰の口も重かった。
出典:U-NEXTの作品ページより
原一男監督の名を世界に知らしめたと言ってもいい作品でしょう。
ベルリン国際映画祭カリガリ映画賞、キネマ旬報ベストテン2位など数々の賞を受賞。
「ボーリング・フォー・コロンバイン」のマイケル・ムーア監督も絶賛した作品です。
この主人公・奥崎謙三のウィキペディアを読むだけでもなんとも言い難い感じです。
予告編はこちら。
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全身小説家(1994年)
約40年にわたって創作と格闘し、がんに散った井上光晴。インタビューを中心とする記録映画的な部分と、「イメージ篇」と名付けられた一種のドラマを交えて井上の真実を綴る。瀬戸内寂聴ら文壇の友や親族、関係者によって虚々実々の素顔が明かされていく。
出典:U-NEXTの作品ページより
予告編はこちらです。
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ニッポン国VS泉南石渡村
2006年、大阪・泉南地域の石綿(アスベスト)工場の元労働者とその家族が、損害賠償を求め国を訴えた。明治の終わりから石綿産業で栄えた泉南は、最盛期は200以上の工場が密集し「石綿村」と呼ばれていた。石綿は肺に吸い込むと、長い潜伏期間の末、肺ガンや中皮腫を発症する。国は70年前から調査を行い、健康被害を把握していたにもかかわらず、経済発展を優先し規制や対策を怠った。その結果、原告の多くは肺を患い、発症という”静かな時限爆弾”の爆発に怯え暮らしていた。
原告は在日朝鮮人や地方出身者などが多く、劣悪な環境下で対策も知らされず働いており、裁判に勝訴しても国は控訴を繰り返し・・・という裁判闘争や、原告の人間模様を8年に渡り記録した作品です。
2017年の釜山国際映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞しています。
ポイント540円で配信中です。
※本ページの情報は2019年5月時点のものです。最新の配信状況は U-NEXTのサイトにてご確認ください。
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